高島
王泊遺跡
王泊遺跡(おおどまりいせき)は高島神社の境内にあります。高島神社の創建は不祥ですが神武天皇を祀り、明治維新までは「神武天皇宮」「神武天皇社」と呼ばれて崇拝されていました。
高島が、神武天皇が東征の途上滞在した「吉備の高島宮」であることを顕彰しようとする地元住民からの要請を受けて、愛媛県の人、鵜久森經峯(うくもりけいほう)氏が試掘調査を行い、「住居跡」らしきものを発見しました。同年、鵜久森氏の要請に応じて、東京大学や京都大学の人たちも発掘調査を行なった結果、古墳時代の炉跡や製塩土器などが出土しました。これらの出土品は同島にある「おきよ館」で見ることができます。
なお、当初「住居跡」とされていた炉跡は、現在では製塩炉であったと考えられています。
おきよ館
近くには王泊遺跡からの出土品をはじめ、昭和初期まで使われていた民具など幅広く展示する「おきよ館」があります。
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概要
住所 | 〒714-0035 岡山県笠岡市高島4690(高島神社) |
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アクセス | 笠岡港住吉乗り場から定期旅客船(三洋汽船)で高島港まで25分(普通船) |
備考 | 王泊遺跡は高島神社の境内にあります。 |